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【 2009年 05月 03日 】
ゴルフ場陥没死亡事故のその後
いつもありがとうございます。

<関連記事>
ゴルフ場陥没死亡事故の検証
急告!訃報!
2009年4月2日、家族4人がゴルフ場「ル・ペタウゴルフ」でプレー中、女性が陥没した穴に落下し、死亡した。

この、ゴルフ場陥没死亡事故の続報は、こちらへまとめます。
私なんぞ、何も力になれませんが、同友としてせめてウェブでなにかできないかと思い、この事態の追求をしていきたいと思い、別途、エントリーしました。
何か新記事が出るごとに、随時更新とします。



引用記事は、いずれも、北海道新聞社。新着順(上が最新)
北海道新聞社のウェブ記事の保存期間は1カ月(それ以前の記事は、 北海道新聞記事データベース〈有料〉を利用)なので、引用して掲載します。
【ル・ペタウゴルフ、あすから営業再開 事故から1カ月】 (09/05/01 10:07)
 ゴルフ中の女性がコースの陥没穴に転落して死亡した事故で、休業中の胆振管内安平町のゴルフ場「ル・ペタウゴルフ」は30日、事故発生からちょうど1カ月に当たる2日から、事故があったコースを除く2コースで営業を再開すると発表した。レーダーによる空洞調査と荷重試験を行い、安全を確認したとしている。

 再開するのは、3コースのうち「デューンズ」「ウッドランド」の2コース(各9ホール)。地中レーダー探査をコースの地下埋設管がある10カ所で行ったほか、棒状の装置を突き刺す試験なども行い、空洞がないことを確認。フェアウエーに重量2.7トンの大型トラクターを走らせて陥没が起きないことを確かめたという。

 一方、8番ホールで事故があった「カスケードコース」(9ホール)は、道警が5月中にも周囲を掘り返すなどの調査をする予定であるため、閉鎖を続ける。

 山本秀樹副支配人は「事件を真摯(しんし)に受け止め、信頼回復に努めたい」と話し、同ゴルフ場代理人の弁護士は「会員にこれ以上迷惑を掛けられない。従業員の雇用も確保したい」としている。

【ゴルフ場事故 排水管、土砂対策に弱点か 室工大准教授分析 施工法が焦点に】(09/04/09 08:21)
 胆振管内安平町のゴルフ場「ル・ペタウゴルフ」で札幌市北区の女性が穴に転落して死亡した事故について、現場を調査した木幡行宏室工大准教授(地盤工学)は8日、北海道新聞の取材に対し、穴は地下水脈によって浸食された土砂が近くの排水管で流され、数年かけて拡大したとの見方を示した。その上で、排水管への土砂流入対策などに弱点があった可能性も指摘した。

 木幡准教授によると、事故のあったコースはもともと沢だったところに12-13メートルの土砂を盛って造成された。土砂は崩れやすい火山灰質粘性土で、この上に50センチ-1メートルの厚さの砕石、黒土、芝生が張られていた。

 ゴルフ場の設計図によると、問題の穴から約十メートル離れた深さ約5メートルの位置に直径45センチの排水管が埋設され、地下水や雨水を集めてコース外の貯水池に運ぶ仕組みになっている。調査の結果、設計図上で排水管の出口がある場所に、穴から運ばれたとみられる赤茶色の土砂が堆積(たいせき)していることが確認された。

 木幡准教授は、多量の土砂を含んだ地下水が排水管に流れ込んだ要因として《1》造成時に固め具合が弱く、地盤が緩かったのではないか《2》このため地下水が排水管とは別の場所に流れをつくったのではないか《3》排水管に土砂の流入を防ぐ仕組みが足りなかったのではないか-などの可能性を指摘した。

 一般的に排水管の周囲には砕石を詰め、さらに不織布で覆って土砂流入を防ぐ構造になっているという。同ゴルフ場で実際にどのような施工が行われていたかが原因解明の焦点になりそうだ。

 木幡准教授は「水が豊富な沢地を盛土して造ったコースなら、条件が合えばどこでも起こりうる」と警鐘を鳴らしている。

【ゴルフ場事故・現場検証 排水管通り土砂流出か 周辺道路わきに堆積】ゴルフ場陥没死亡事故のその後_b0036205_1872052.jpg(09/04/05 06:36)
 胆振管内安平町のゴルフ場「ル・ペタウゴルフ」で札幌市北区の主婦合掌貴恵(がっしょうたかえ)さん(38)がフェアウエーの穴に転落して死亡した事故で、地下水脈によって土砂が浸食され、その土砂が地中の排水管を通って流れ出し、次第に大きな穴が形成された可能性の高いことが4日、道警本部と苫小牧署の現場検証で分かった。

 現場検証では室蘭工大の地盤工学の専門家が立ち会い、穴にあった土砂がどこへ流出したかを調査した。その結果、ゴルフ場わきを走る町道の土手の下に水がわき出している場所が見つかった。周囲には多量の土砂が堆積(たいせき)し、水は貯水池に流れ込んでいた。

 同日までの検証では穴の周囲で排水管は見つからず、水がわき出している場所が排水管の出口かどうかも確認できなかったが、専門家は自然の地下水脈だけで多量の土砂が流出するとは考えにくいとしている。

 穴が開いた8番ホール付近は、かつて沢だった部分を、周囲の火山灰で埋め立てて造成されたとの地元農家の証言がある。

 このため地下水脈が土砂を浸食し、排水管を通って貯水池に流れ出したため、穴が形成されたとの見方が強まっている。

 一方、現場検証は同日で終了。今後はゴルフ場の施工業者に設計図面の提出を受け、排水管の位置などを調べるほか、ゴルフ場の点検管理に問題がなかったかどうかについても調べを進める。

【穴内部もろい地質 安平・ゴルフ場事故 死亡主婦は水死】(09/04/04 06:28)
 胆振管内安平町のゴルフ場「ル・ペタウゴルフ」で2日、札幌市北区の主婦合掌貴恵(がっしょうたかえ)さん(38)がフェアウエーの穴に転落して死亡した事故で、穴の内部の地質が非常にもろい状態であることが、道警が3日に行った現場検証で分かった。道警は、穴は地下水で削られてできたとみて事故原因やゴルフ場の安全管理について詳しく調べる。司法解剖の結果、合掌さんの死因は水死と分かった。

 苫小牧署によると、合掌さんが転落した穴の内部を捜査員が調べたところ、穴の壁は検証中にもはがれ落ちるように崩れるなど、非常にもろい状態だった。前日に穴の底にたまっていた水はなくなっていたという。こうしたことから同署などは、穴のできた場所は水の影響を受けやすいもろい地質で、穴の形成に地下水などが作用したとみている。

 また、死因について同署は、司法解剖の結果から、合掌さんが表面だけ覆われた芝を踏んで穴に転落、頭などを打って気絶し、意識もうろうの状態で穴の底にたまった水を吸い込んで窒息したとみている。道警は4日も現場検証を行う。

 一方、ゴルフ場を経営する市川ゴルフ興業(東京)の市川金次郎社長は3日、ゴルフ場内で会見し、「ご遺族の方に大変申し訳ない」と謝罪した。

 市川社長はコース整備について「(3月28日の)営業開始に先立ち、トラクターで全コースの落ち葉などを清掃したが、異常は見られなかった」と説明。「担当者が毎日2回、コースを目視で確認している。営業開始後に訪れた利用客約300人からも異常の訴えはなかった」とした。

【ゴルフ場転落死 地下水土壌浸食か 道警が現場検証開始】(09/04/03 15:25)
 胆振管内安平町のゴルフ場「ル・ペタウゴルフ」で2日、札幌市北区の主婦合掌貴恵(がっしょうたかえ)さん(38)がフェアウエーの陥没した穴に転落して死亡した事故で、道警は、この穴は地下水により土壌が浸食されて空洞化したためにでき、貴恵さんは、表面だけ覆われた芝を踏んで落下したとみて調べている。道警は3日午前、詳しい事故原因やゴルフ場の管理責任も調べるため、業務上過失致死容疑で、現場検証を始めた。

 同ゴルフ場は3日、臨時休業し、同ゴルフ場を経営する「市川ゴルフ興業」(東京)は同日中に記者会見を開く予定。

 同署などによると、現場は、ゴルフ場の3コース中の「カスケードコース」の8番ホールで、池から十数メートルの地点。穴の大きさは直径約2メートル、深さ5メートルで、底に行くほど広くなっており、中には水がたまっていた。

 貴恵さんは2日、夫の会社経営の正志さん(40)ら4人でプレー中に穴に転落した。

 同ゴルフ場では、毎朝、営業前にコースを巡回しているが、異常は見つからなかったという。同署などは、安全点検や管理体制について、ゴルフ場関係者から事情を聴く。

 今回の事故について、地下水により長い期間にわたって土壌が浸食され、空洞化したとの専門家の見方もあり、道警は原因の特定のため、地質などについても調べている。

【ゴルフ場転落死、突然陥没か 道警が現場検証】(09/04/03 12:58、04/03 13:02更新)
 安平町追分春日のゴルフ場「ル・ペタウゴルフ」で2日、プレー中の合掌貴恵さん(38)が深さ4-5メートルの穴に転落し死亡した事故で道警は3日午前、現場検証を行い、本格的な捜査を始めた。

 道警によると、合掌さんの後ろを歩いていた次男(10)が転落時の様子を目撃。直前まで「穴は見えなかった」と話しており、道警は事故時に地面が突然陥没したとの見方を強めている。

 原因については、近くの池の水が土壌を浸食した可能性があるとみて地質や土壌の専門家を呼んで詳しく調べる方針だ。

 道警はまた、コースの点検に不備がなかったかどうか、業務上過失致死容疑での立件も視野に従業員から事情を聴く。3日午後には司法解剖し合掌さんの死因も調べる。

 道警などの調べでは、2日は合掌さんらを含め18組の客が同コースを利用していた。夫(40)も直前に転落現場付近を歩いていたという。

 事故に関し、安平町内の別のゴルフ場の関係者は「町内にはゴルフ場が7つある。全体が集まる場で今後、どのような対応が取れるのか検討していきたい」としている。

【ゴルフ場に穴、女性転落死 深さ5メートル 家族でプレー中】(09/04/02 19:01、04/03 10:51更新)
 2日午後2時20分ごろ、胆振管内安平町追分春日11のゴルフ場「ル・ペタウゴルフ」で、プレー中の札幌市北区新川西3-4の主婦合掌貴恵(がっしょうたかえ)さん(38)がフェアウエーの陥没した穴に転落、全身を強く打ち、死亡した。

 苫小牧署などによると、貴恵さんは夫で会社経営の正志さん(40)と長男(13)、次男(10)の4人で午前10時ごろプレーを開始。同ゴルフ場の3コース中、「カスケードコース」の8番ホールで、貴恵さんの後ろを歩いていた次男が突然、貴恵さんの姿を見失い、駆けつけたところ穴に落ちているのを発見。ゴルフ場を通じて119番通報した。

 胆振東部消防組合追分出張所によると、穴の大きさは直径約2メートル、深さ5メートルで、内部は下に行くほど広くなっており最大で直径約5メートル。中には水がたまっていた。貴恵さんは穴の底にうつぶせの状態で倒れていたという。

 苫小牧署によると、事故発生時まで穴に気付いた人はおらず、表面の芝に覆われて落とし穴状になっていたところに貴恵さんが気付かずに転落したとみられる。穴の近くには池があり、専門家は土壌が浸食された可能性があるとみている。

 苫小牧署は3日、現場検証を行い、穴ができた原因や同ゴルフ場の管理責任についても捜査するほか、司法解剖を行って貴恵さんの死因を調べる。

 同ゴルフ場は市川ゴルフ興業(東京)が経営。冬季休業を終え、3月28日に営業を再開した。3日から臨時休業する。同社の市川金次郎社長は「詳しい報告を受けていないのでお話しできない。現地入りして調べたい」と話した。

by torimie | 2009-05-03 06:49 | 組合 | Trackback | Comments(4)
Commented by 花芸 at 2009-04-12 09:58 x
聞けば聞くほど無念です。
痛い目にあった上に水死とは・・・ほんとに辛いですねぇ。
奥様のご冥福をお祈り致します。
Commented by torimie at 2009-04-12 10:19
★花芸さん
まったく、無念に尽きます。

管理責任問題があると思いますので、今後の進展を追求していきたいと思います。
Commented by といちゃん at 2009-04-13 08:27 x
身近な人の奥様がこのようのな痛ましい事故に遭遇するとは・・・

今度合掌さんに会うときにどのように声をかけてよいのか思い当たりません。

二度とあってはならない事故だと思います。

ご冥福をお祈りいたします。
Commented by torimie at 2009-04-14 05:52
★といちゃんさん
かける言葉もない、というのは、こういう事態をいうのでしょうね。

同友の身に起こったこととして、私たちも心が痛みます。
残念でなりません。
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