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【 2005年 11月 11日 】
光プレミアムについての考察
のりこしさん、光ですか、いいなあ。

さて、今度お会いした折にでも詳しく話すとして、
知っている範囲で、かいつまんで説明しましょう。
(受け売りも入っていますけどね、(^^ゞ)

1,000メガの売り込みですが、FTTH(Fiber To The Home:一般家庭に光ファイバーを引き電話、インターネット、テレビなどを統合して提供するサービスの総称)といえども、
終端装置からは「100メガ」での提供になりますので、ごまかされないように。

1,000メガというのは、収容局から終端装置までのことですよ。
(従来B-PONだったものが、光プレミアムはGE-PONに置き換わっているので、上下1,000メガ回線です)
これを最大32ユーザーで共有します。

かつ、ファミリータイプの場合、これを最大5セッションで共有しますので、さらに遅くなります。ベストエフォートだしね。



「Bフレッツ」と「光プレミアム」の違いについては、
---<以下、NTTのFAQより引用>---
【Q】同じ光サービスなのにも関わらず、ブランド名が変更されているが、Bフレッツとはどのような点が違うのですか?
【A】フレッツ・光プレミアムはBフレッツと異なり、従来のISP事業者様への接続に加え、ご契約いただいた回線毎にNTT西日本がIPv6アドレスを付与します。また、高品質なアプリケーションサービスを提供いたします。具体的には、テレビ電話機能、セキュリティ機能を基本機能としてご利用していただくことができます。
また、アクセス区間には光ファイバを利用しておりますが、Bフレッツが100Mbpsをシェアしているのに対し、フレッツ・光プレミアムでは最大1Gbpsをシェアする方式で提供いたします。
このようなサービスの違いをお客様にご理解いただきやすくすることを目的とし、ブランド名を変更いたしました。
---<以上、引用終り>---


ほー、さらにIPv6に変わっているのか。
アドレス枯渇問題、とかありましたもんね。
で、これもまだまだ新技術としての提供となります。
ま、これのおかげで、いろんなブロードバンドサービスが拡充していくんでしょうけど。

さらに、従来の「050IP電話」対応のルーターの場合、
---<以下、NTTのFAQより引用>---
【Q】いま使っている050IP電話対応ブロードバンドルータをフレッツ・光プレミアムでも利用したいのですが、CTUの変更なしで、そのままLANケーブルをさして使えますか?
【A】現状、弊社が把握している範囲では、Web Caster V110がフレッツ・光プレミアムに対応しております。
また、ブロードバンドルータのLANポート、無線LAN機能をご利用いただく場合は、ブロードバンドルータのDHCP機能を使用しない設定にしていただいた上で、CTUのLANポートとブロードバンドルータのLANポートをLANケーブルで接続してだくことで、ご利用いただけます。ただし、この場合は、ブロードバンドルータのルータ機能はご利用いただけません。
---<以上、引用終り>---

などなど、2004年夏にスタートしたばかりのことでもあり、なかなか十分な対応とは言えないようですね。

セキュリティーは、ウィルスバスターのOEMのようですので、その辺も認識された方が良いと思いますよ。

ところで、話を速度に戻しますが、

こういったことを見るとどうでしょうか?
「光プレミアム開通」
「光プレミアム導入記」

あくまで、フレッツ網の中では60Mとか70Mとかでますが、
インターネット経由(普通にネットしている状態)では、20Mとか、そんなもののようですね。
つまり、フレッツ会員回線みたいな中でのコンテンツに関しては70Mとかでの提供になるが、一般インターネットのものはそれなりの速度での提供ということです。

確かに、上りも同速度ですので、サーバーへのアップロードは速いでしょうけどね。

そういったネガティブなことはたぶん営業の人は説明しない(出来ない?知らない?)と思うので、
焦って、セールストークにのらないで、じっくり、研究してから答えを出した方が良いと思いますよ。

個人的には、独占企業体のNTTのセールストークなんてこれっぽっちも当てに出来ません。
真にユーザーサービスを考えているとは思えないんです。
独占企業としての突っ走りにしか見えないんです。
早い話、嫌いなんで、辛口になりましたのよ。
まぁ、確かにマンパワーは認めざるを得ませんけどね。

このエントリーでは、のりこしさんはじめ、NTT擁護者には、不快な思いをさせたと思います。
しかし、問題点山積のままの、「夢の」ブロードバンドサービスについて、
ユメユメ、惑わされないようにし、
きっちり把握して判断して頂き、豊かなIT生活を過ごして頂きたい、との思いなのです。



ブロードバンドだけに「速い」話、うたい文句ほど速いわけではないよ、
夢のような世界が広がるわけでもないよ。

そんなことを言いたかっただけなのかもしれませんね。
by torimie | 2005-11-11 06:21 | パソコン | Trackback | Comments(2)
Commented by 太郎丸 at 2005-11-11 18:05 x
そうですねぇ~FTTH導入に関しては要検討っすね
実測レベルが安定して見えて来ないと何とも言えないところっす
まぁ現状よりは早くなるのは解ってますが
料金の比較や周辺機器などの問題もありますからね

NTTはあれだけのデジタル回線(ISDN)の導入の際に失敗して
その後後発のアナログ回線(DSL)の乗り出しに切り替えた過去の
失敗を今回取り戻さなくてはいけない腹が見え見えのようにも感じます
これだけDSLが普及してしまった現状からFTTHの普及には
まだ少し時間が掛かるようにも思えますね

以前FTTHのNTTテスターをしていた事があります
NTT収容局で直接FHHT接続をして実測地や
ブロードバンド体験を報告する仕事っすね
局内でも実測地50M程度でしたよ
きっと実際に使ってみるとそれ程でもないかと思われます
Commented by torimie at 2005-11-11 22:45
>taroさん

テスターの話、思い出しましたよ。
身近なところに被験者がいるではないか~~!!

おっしゃるとおり、ISDNでデジタル回線を広め、
ADSLでアナログ回線、と混乱させました。
しかも、途中で光ケーブル経由だとADSLにも出来ないというおまけ付!
メタル回線でないとダメ、ちゅーことなんて、ユーザーは知りませんって!

この、グローバルIPアサインの無法状態常時接続の普及が、
ウイルスの拡大に拍車をかけていることを考えると、
NTTもMS社同様、ウィルスの発信源ではないのかと、勘ぐってしまいます。

この辺のことについては、また別のエントリーでも立てることにします。
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