【 2007年 06月 05日 】
雨漏り修理の一助になれば
先日コメントを頂いた、M.H.さんへの返信の形になりますが、ご了承下さい。
大阪市内で、雨もりのする古い木造家屋の管理の相談を受けています。
あまり費用をかけられないので、比較的簡単に修理する方法があれば自分でやるつもりなのですが、
何かやり方のヒントやアドバイスなどありましたら伺いたいのですが。

古い木造家屋の雨漏りは、案外と厄介ですね。
雨漏り痕を見ても、いつのものかわかりにくいし、
おそらく複数箇所あると思うので、同じ原因なのか別の原因なのか、悩むところです。

お尋ねの件ですが、詳細は現場を見ないと何ともいえませんので、一般論になります。
実際の現場に置き換えて、お読み下さい。



1.平面図と屋根伏せ図をこしらえておきましょう。フリーハンドのスケッチでもOK。
大まかな寸法(簡単にメートル単位でも良い)も書き込んでおきます。
屋根伏せ図とは、屋根全体を上部から見下ろし、屋根の形や勾配の向きを描いた図面です。

2.雨降りの日に現場へ行き、雨漏りの箇所を細かく確認しておきます。平面図に書き込みましょう。

3.雨漏りの箇所を屋根伏せ図に写します。屋根の上から見たらどこになるか、という感じで。

4.雨漏りの箇所から少しばかり、屋根勾配を上に上がったあたりが、雨漏りの元とにらんでください。
たいてい、雨漏り箇所よりも、水上側に原因がありますよ。

5.さて、そこからは、現場の材料や、施工方法を見てみないとお答えづらい部分です。もしも、詳細がわかれば、何かお手伝いが出来ると思います。

6.とにかく、水は、上から下へ流れます。このことを強く覚えておいてください。
つまり、雨漏り箇所を確定するには、上からの水を下側で受ける形になっていないところを探すわけです。
瓦が割れているとか、トタンの重ねが上下逆だとか。
また、水が流れる通り道は決まっています。その場所で一番低いところです。
瓦なら、丸い谷の一番低いところだし、トタン屋根なら、平たい部分の低いところの角とかです。

7.修理方法としては、ホームセンターなどにDIY向けの素材が色々ありますので、そういったものが便利でしょう。
・瓦の割れや、トタンの切れ込みなどは、コーキングで埋めます。
・アルミ箔の裏面に防水テープが付いたものがあります。これも便利です。
怪しそうなところに張り付けても良いでしょう。その上へ塗装しておくと長持ちします。
・波板(トタンや塩ビ)であれば、同じ長さの材料を買ってきて、重ね貼りしておけばいいでしょう。

8.雨樋の不備から、浸水することも多々あります。
主に、軒樋の金具ごと下がってしまい、水勾配がおかしくなっていることが多いです。
やや難儀ですが、金具ごと持ち上げるようにして勾配をとります。
また、集水器が詰まっていることも。。。掃除するしかありません。(^^
部品の割れは、先ほどのアルミテープを貼ればいいでしょう。(見た目は悪くなりますが)

9.以上のようなところですが、何しろ、本調子にやるには、業者でないと難しい側面があります。
したがって、付け焼刃的な対応になってしまいますが、当面の雨漏りをなんとかしたいという程度であれば、こういった方法を参考にしていただければいいと思いますよ。

最後に

家屋の雨漏り対策は、ほとんどが外部や屋根上になります。
安全には十分に気をつけ、高所へ上がる際には、念入りに安全対策をしてください。
(ハシゴをロープで括り付けるとか、滑りにくい履き物を履くとか)
また、自分が屋根に上がったときに瓦を割ってしまった。。。。なんてことの無いよう、
用心に用心をして、作業してください。

M.H.さんに少しでも参考になれば幸甚です。
家屋管理が、うまくいきますよう、念じています。
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by torimie | 2007-06-05 06:05 | その他 | Comments(2)
Commented by といちゃん at 2007-06-05 12:19 x
な~んかそのまま課題になりそうな・・・
奈良の某幹事にそのままみせてあげたい!!
Commented by torimie at 2007-06-06 05:59
★といちゃんさん
当業界の基本中の基本ってところでしょうか(笑

課題採用の場合は、ギャランティーを・・・(以下自主規制)
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