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【 2010年 11月 12日 】
松阪・M邸(テラス雨漏り修理1)
いつもありがとうございます。
「屋根雨漏りのお医者さん」

今朝は7℃。日中は16℃。
朝のうち、小雨がありましたが、現場方面は曇りから晴れになりました。
黄砂がひどいようで、秋だというのに春先のようなかすみ具合です。

さて、テラス屋根の雨漏りということで、修理工事に伺いました。
木造テラスからアルミテラスに変えたところ、雨漏りし始めたということです。
何度も業者に見てもらったものの、お手上げになり、当方へ依頼いただきました。

結論からいうと、アルミテラスそのものの工事欠陥ではなく、それ以前に工事した金属サイディングの問題でした。
タテ張り材の下端役物の施工方法にミスがあり、それが雨漏りに繋がっていました。
松阪・M邸(テラス雨漏り修理1)_b0036205_011877.jpg

コの字型の下端役物が雨水を受ける格好になるので、水抜き穴を開けておく必要がありますが、それが無いために、役物へたまった雨水は切り口端部から排出され、それが伝わって屋根下へポタポタと落ちていったのです。

しかも、木造屋根の時とアルミ屋根の時で、屋根勾配が異なる作りになってしまったことも要因でした。
以前も雨漏りしていたはずですが、屋根の上へ落ちていたので問題なかったと推測できます。
屋根が勾配違いで作られたため、屋根の下に落ちるようになり、大問題になったわけです。

加えて、何度もの修理のたびにコーキングをしていき、かえって雨水が裏面へたまるようになり、雨漏りがひどくなったのです。

今回の修理では、コの字型の役物に水抜き穴を細かく開け、端部からの排出を板金水切りで受け止めるようにします。
不必要な外壁材は撤去し、勾配に合わせた水切りなどを取り付けます。
役物と外壁材との取合わせ部分のコーキングをやり直します。

軒下へ潜り込むような作業ばかりですが、原因部分も判明しましたので、お客様も安心された様子です。
雨漏りが再発しないように、しっかりと工事いたします。
by torimie | 2010-11-12 23:56 | 今日の業務 | Trackback | Comments(0)
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