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「屋根雨漏りのお医者さん(R)」 今朝は12℃。日中は19℃。 終日、北西の風が7m/sほど吹いて、肌寒い一日でした。 さて、早朝より伊勢市のI様まで伺い、屋根の雨漏り修理です。 屋根が2面ぶつかって谷といになっているのですが、その突き付け部分が納まり不良です。 必要以上に棟が流れ方向の瓦に突っ込んでいて、流れてくる雨が棟積みの内部へ浸透し、室内天井まで漏れていました。 棟包みをどけてみると、雨が浸透したと思われるところまで、壁土がへたっていますね。 当初の予定では、長すぎる棟積みを一部解体して、納まりの始末をすればよいだろうと思っていましたが、いざ解体していると、予想以上に元の施工が悪く、棟積みは当然として、谷とい部分の瓦納めもダメでした。 板金製の谷とい自体はそれなりに寸法があるのに、かぶさる瓦が長すぎて、雨水の通路が狭くなりすぎています。 また、かぶさりすぎているために瓦の落ち着きも悪く、そのためでしょうか、谷といと瓦の間にしっくいやモルタルが一杯です。 やむなくそれも撤去していったら、谷といの周辺を全部やり直す状態になりました。 さらに驚いたことに、瓦をどけてみたら、左右の谷といの接合部分が、ただ単に重ねて(かぶせて)あるだけ! しかも、片方は長さがわずかに足りないときたもんだ! いやはや、これは施工した当初から雨漏りしていたに違いない、と思わせる内容でした。 結局、谷といの接合部分を組み直し、関連する瓦を適切な位置で切断し直し、壁土を練り直して葺き直し。 のし瓦と棟瓦も、練り直した壁土で積み直し、しっくいにて仕上げました。 再使用するものは使いましたが、それでも、壁土や不要なモルタルゴミなどが、土のう袋に6つ分ほど出ました。 それだけ、無駄なことをしてあったということです。 簡単にいくつもりでしたが、結果、谷とい入れ替え作業と同等の手間仕事となりましたが、苦労したおかげで、谷とい流れのアキも十分になりましたので、枯れ葉等で詰まることもないでしょう。 見た目もスッキリとまとまり、お客様にも喜んでいただけました。 http://www.facebook.com/torimie http://twitter.com/tori_mie
by torimie
| 2012-05-11 23:27
| 今日の業務
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