1/4 なんだか恒例となりつつあるボッチ旅、今回は、岐阜県八百津の「杉原千畝記念館」を目指しました。 伊勢湾岸から名二環、名神を少し走って中央道から東海環状へ入り、可児御嵩ICで流出。 国道や県道を山あいへ向けてひた走り、回りに何にも無いようなくらいまで来ると、記念館があります。 第二次大戦、ユダヤ人迫害から逃れる人々に、2000通を超える査証を発行した、杉原千畝。 当時、欧州では、1枚のパスポートで家族全員が渡航できるそうなので、延べ6000人もの命を救ったとのこと。 外交官として、自分の昇進を断ってまで(本国の指示に背けばそうなる)ビザを発給し続けたことは、当時の情勢からすれば、想像以上の重い重い決断だったでしょう。 しかし、彼は、後日談で、「そこに誰がいても同じことをしただろう」と語っています。 人道と博愛主義、今の時代にでもできそうで、なかなか実践できることではありません。 ましてや、戦争の時代、まさに命がけだったことでしょう。 ナチスの台頭に始まるホロコーストの様子、杉原千畝がビザを発給する過程の電報の資料、発給された人のパスポートの詳細な展示など、大きくはない記念館ですが、じっくりと見て、1時間以上かかりました。 貴重な資料も多く、見応え充分あります。 そして驚きは、これが入館料大人300円(子供は無料)なんですよ、いや1000円でも良いくらいと思います。 歴史のスキマに日を当てる、貴重な資料館だと思います。 だからってわけじゃないですが、寄付の代わりに、お土産の「千畝せんべい」なんぞ買ってきました。 さて、そのあとどうするか。 そういや、来る途中に「旧八百津発電所資料館」なるものがあったようなので、行ってみます。 ああ、良い雰囲気の建物じゃないか、これは期待値高いです!……と言いたかったのですが、チェーンがしてあって、入ることができません。 「レンガ造りのため、耐震強度に問題があり、立ち入りは休止」 しかも、平成30年12月29日から休止じゃないですか、え~っ、年末までは入れたのか、がっくし _| ̄|○ うーん、耐震強度を言われるとなんとも、ですが、内部展示、見たかったなー……しかたない。 で、すぐ近くに、丸山ダムがあるそうで、そこへ向かいます。 下からの眺めと、つり橋を渡ってきました。 いまある丸山ダムよりも20メートルもかさ上げして、新しいダムを造るそうで、すごい土木工事です。 それはそれで、見応えあるだろうなと思います。 またそのとき、来てみたいと思います。 気分的には、このまま明治村へも行きたいところでしたが、時間的には遅いので、帰路へ。 もう少し朝の出発が早い時間なら、明治村も行けたかも。 ともあれ、ナビは、混雑している範囲を迂回の指示で、丸山ダムからさらに山奥を目指し、山の中を走り抜けます。 どこへ出るのかと思ったら、21号線に出て、土岐ICへ向かうのでした。 土岐ICから中央道、名神を一宮JCT経由で名二環、で東名阪へ。 伊勢湾岸は、夕方でも長島周辺が渋滞してましたから、このルートは正解ですね。 ボッチ旅、今回は、近代歴史に思いを馳せる旅となりました。 とくに、杉原千畝記念館でたっぷりと時間を取れたのは良かったです。 暗黒の歴史、それを繰り返してはならないし、忘れ去ってもならない。 後世を生きる我々の使命といえます。 それはけっして、過去のことではなく、現代にもつながっているのだと…。 -end-
by torimie
| 2019-01-04 23:00
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