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【 2019年 01月 04日 】
1/4・杉原千畝記念館→発電所資料館→丸山ダム
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なんだか恒例となりつつあるボッチ旅、今回は、岐阜県八百津の「杉原千畝記念館」を目指しました。
伊勢湾岸から名二環、名神を少し走って中央道から東海環状へ入り、可児御嵩ICで流出。
国道や県道を山あいへ向けてひた走り、回りに何にも無いようなくらいまで来ると、記念館があります。
1/4・杉原千畝記念館→発電所資料館→丸山ダム_b0036205_01322733.jpg
館内は撮影禁止なので、展示の写真はありません。
第二次大戦、ユダヤ人迫害から逃れる人々に、2000通を超える査証を発行した、杉原千畝。
当時、欧州では、1枚のパスポートで家族全員が渡航できるそうなので、延べ6000人もの命を救ったとのこと。

外交官として、自分の昇進を断ってまで(本国の指示に背けばそうなる)ビザを発給し続けたことは、当時の情勢からすれば、想像以上の重い重い決断だったでしょう。
しかし、彼は、後日談で、「そこに誰がいても同じことをしただろう」と語っています。
人道と博愛主義、今の時代にでもできそうで、なかなか実践できることではありません。
ましてや、戦争の時代、まさに命がけだったことでしょう。

ナチスの台頭に始まるホロコーストの様子、杉原千畝がビザを発給する過程の電報の資料、発給された人のパスポートの詳細な展示など、大きくはない記念館ですが、じっくりと見て、1時間以上かかりました。
貴重な資料も多く、見応え充分あります。

そして驚きは、これが入館料大人300円(子供は無料)なんですよ、いや1000円でも良いくらいと思います。
歴史のスキマに日を当てる、貴重な資料館だと思います。
だからってわけじゃないですが、寄付の代わりに、お土産の「千畝せんべい」なんぞ買ってきました。

さて、そのあとどうするか。
そういや、来る途中に「旧八百津発電所資料館」なるものがあったようなので、行ってみます。
1/4・杉原千畝記念館→発電所資料館→丸山ダム_b0036205_01521821.jpg
ちょっと細い道をくねくねと走って、すぐにありました。
ああ、良い雰囲気の建物じゃないか、これは期待値高いです!……と言いたかったのですが、チェーンがしてあって、入ることができません。
「レンガ造りのため、耐震強度に問題があり、立ち入りは休止」
しかも、平成30年12月29日から休止じゃないですか、え~っ、年末までは入れたのか、がっくし
_| ̄|○
うーん、耐震強度を言われるとなんとも、ですが、内部展示、見たかったなー……しかたない。

で、すぐ近くに、丸山ダムがあるそうで、そこへ向かいます。
1/4・杉原千畝記念館→発電所資料館→丸山ダム_b0036205_01571831.jpg
こちらも、新しい丸山ダムの工事にかかっており、ダムの堤へは入れませんでした。
下からの眺めと、つり橋を渡ってきました。
いまある丸山ダムよりも20メートルもかさ上げして、新しいダムを造るそうで、すごい土木工事です。
それはそれで、見応えあるだろうなと思います。
またそのとき、来てみたいと思います。

気分的には、このまま明治村へも行きたいところでしたが、時間的には遅いので、帰路へ。
もう少し朝の出発が早い時間なら、明治村も行けたかも。

ともあれ、ナビは、混雑している範囲を迂回の指示で、丸山ダムからさらに山奥を目指し、山の中を走り抜けます。
どこへ出るのかと思ったら、21号線に出て、土岐ICへ向かうのでした。

土岐ICから中央道、名神を一宮JCT経由で名二環、で東名阪へ。
伊勢湾岸は、夕方でも長島周辺が渋滞してましたから、このルートは正解ですね。

ボッチ旅、今回は、近代歴史に思いを馳せる旅となりました。
とくに、杉原千畝記念館でたっぷりと時間を取れたのは良かったです。

暗黒の歴史、それを繰り返してはならないし、忘れ去ってもならない。
後世を生きる我々の使命といえます。
それはけっして、過去のことではなく、現代にもつながっているのだと…。 -end-


by torimie | 2019-01-04 23:00 | その他 | Trackback | Comments(0)
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